紫外線対策 肌や目を守る!知っておきたい紫外線情報やQ&A
2020/01/16
晴れた青空の日は
お洗濯もの干すと気持ちいいですよね。
お布団も干したくなります♪
空を見あげるのが好きなのですが・・
太陽サンサンと照っているとき
気持ちがいいのと裏腹に
太陽光線がーーーーーー(>_<)
紫外線がコワいですっ!!(>_<)
私は日に灼けると肌が赤くなるタイプで
そのあとプクッと赤いぶつぶつができます。
いつも同じ場所。
顔の頬なので一番目立つところです。(>_<)
紫外線って、強いのは夏だけではないので
一年中 気を付けていないと
知らず知らず
シミとしわが増えてしまいます(悲)
肌だけでなく目も
紫外線の害を受けやすいので
気を付けていきたいですね。
紫外線のことを知って
紫外線対策していきましょう。
もくじ
紫外線を知ることで大切な肌や目を守る。
紫外線とは
紫外線対策で
UV対策ってよく目にしますよね。
UVは英語でUltra Violetの略です。
紫外線のことです。^^
紫外線は太陽光線のひとつで
太陽光線って8分で地球に到達するそうです。
地球に到達する太陽光線のうち
波長が短く強力なエネルギーを持つものが紫外線です。
波長による太陽光線の分類
紫外線UV-C
・・・200~290nm
人体に対する影響が一番ある紫外線。オゾン層に吸収され
オゾン層に守られているが、近年 環境汚染によるオゾン層の
破壊により人体への影響が危惧されています。
紫外線UV-B
・・・290~320nm
B波 春~秋までが特に注意。
強力なパワーがあり
肌が真っ赤になり水ぶくれになったり
日焼けの原因となる。
紫外線UV-A
・・・320~400nm
A波 1年を通して注意が必要
地表に届く紫外線の90%以上がこのA波
細胞の活性化に役立つが多量に浴びると
日焼けし皮膚の深層部まで届き、気づかないうちに
肌へ悪影響を及ぼす
可視光線(かしこうせん)
・・・400~760nm
電磁波のうち、人の目で見える波長で光のこと。
通常はからだに害はないが強い可視光線が目に入ると
網膜の火傷など危険性がある。
赤外線
・・・760nm~
人間の目で見ることができない電磁波。熱線とも呼ばれる。
赤外線は波長の短い順に
「近赤外線」「中赤外線」「遠赤外線」の三つに分けられる。
※nm=ナノメートル(10億分の1メートル)
※紫外線は波長が短いものほど強力なエネルギーをもちます。
※B波はA波より皮膚に強い刺激を与えます。
紫外線の良い面
- 体内にビタミンDが生成されること。
ビタミンDはカルシウムやリンと結合し骨や歯の発育を促す。
紫外線の悪い面
- 体内の細胞を傷つけること。
傷は二日ほで修復されますが傷が何度もつくと
光老化といわれる「しみ」「しわ」の原因になります。
また傷ついた細胞が皮膚がんと変化することもあります。
目の内部に入り込むと白内障になる場合もあります。
- 皮膚の免疫反応を抑制
- 光線過敏症・・日光を浴びる皮膚にいろいろな症状がでること。
紫外線の多い場所
日本では南にいくほど紫外線量が多くなっています。
札幌と沖縄では約1.5倍の差ががあります。
紫外線量が多い月
紫外線は夏に強く冬には弱まります。
これにはオゾン層を通過する距離と関係があります。
5月~9月にかけて紫外線量が多い。
紫外線量が多い時間帯
10時~14時の間が紫外線の量が最も多い。
(夕方4時くらいまでは気を付ける)
紫外線から肌や目を守るには!
- 外出は紫外線の強い時間帯を避ける。
朝10時~14時はとくに注意。
- なるべく日陰を歩く。
- 長袖の服やスカーフで首のまわりを覆う。
- 日傘や帽子をかぶる。
日傘は直射日光の90~95%をカットしてくれるのでかなり有効。
紫外線はアスファルトやビルの壁などで乱反射するので、日焼け止めも併用。
日傘には紫外線と熱中症を防ぐ効果があります。
色の濃い傘のほうが紫外線を通しにくいですが
一方で熱を吸収して傘自体が熱くなります。
なので
どの色でも効果が変わらないUVカットと遮光の二つの加工が施された日傘を選びましょう。
商品のタグに
UVカットは「99%以上」のもの
遮光は「1級遮光(遮光率99.9%)」のものを選ぶ。
※注意・・UVカット加工は2~3年で効果が薄れてきます。
晴雨兼用の傘であれば3年すぎると雨専用にしたほうがいいです。
帽子は髪や頭皮の日焼け予防。
目や顔をガードするなら、つばが7cm以上のものを選ぶ。
- サングラスをかける。
サングラスは紫外線カットしているレンズにする。
フレームは大きめの目の周辺部を包み込むようなもの。
レンズの色はまぶしさを和らげる明るめのレンズを選ぶ。
横からの紫外線をガードするフレームもあります。
※「度付きのレンズはほとんどUVカット済みなので
透明のレンズでも紫外線対策になります。
サングラスに色がついているのは「まぶしさ」をおさえるため。
色が濃いほど紫外線をカットするわけではないので
紫外線」と「まぶしさ」は別物と理解すること。
- 日焼け止めクリームを塗る。
日焼け止め表記には「SPF」「PA」があります。
SPF・・赤くなってヒリヒリする原因の紫外線B波をガードする数値。
「SPF50」とは素肌に比べてB波が皮膚に届く量が50分の1になること。
PA・・・シミやたるみを悪化させる紫外線A波をどの程度ガードできるかの表示
「+」から「++++」までの4段階となっています。
あまり強いものばかり使用すると肌に負担をかけます。
普段のお出かけはSPF15、PA+~++程度で十分と言われています。
肌のタイプと目的で選ぶ日焼け止め数値
目的 | |||
肌のタイプ | ~1時間 | 1-3時間 | 3時間以上 |
(庭やベランダで) | (買い物や散歩) | (野外スポーツなど) | |
赤くなるが黒くならない人 | SPF10 | SPF30 | SPF50 |
(日本人の17-18%) | PA+ | PA++++ | PA++++ |
赤くなって黒くなる人 | SPF10 | SPF20 | SPF30 |
多くの日本人のタイプ70% | PA+ | PA+++ | PA++++ |
すぐに黒くなる人13-14% | ~SPF5 | SPF10 | SPF20 |
PA+ | PA++ | PA++++ |
(参考:市橋正光著 「紫外線Q&A」より)
- 食事でケア
紫外線で傷ついた細胞を修復する効果が期待できる食品で内側から紫外線対策をする。
・ヨーグルト・・ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)に作用して免疫力を高める。
・コーヒー・・コーヒーに含まれるポリフェノールが緑茶の2倍 赤ワインと同程度含まれています。
ノンカフェインでも同じ効果が期待できます。
・ビタミンCとE・・老化を防ぐ抗酸化作用があるので毎日摂取が理想。
ビタミンC → レモン、キウィ、ピーマン、ゴーヤ、パセリなど
ビタミンE → アーモンド、落花生、大豆、あん肝、いくら、たらこ、サンマ、イワシ、アジ、ウナギ、ひまわり油、サンフラワー油など。
紫外線Q&A
Q 屋内は紫外線が入らない?
B波は窓ガラスでカットされますがA波はガラスを通して屋内まで入ってきます。
一年中きをつけないといけないA波。B波より弱いですが注意。
室内でも日中は肌の露出を避ける。
軽めの日焼け止めを塗る。窓ガラスにUVカットのフィルムを貼ったり
UVカットのレースカーテンをつけるなど工夫をしましょう。
Q すでにシミがあるので対策しても遅いのでは???
紫外線のB波は強力なパワーで肌にシミをつくります。
A波はB波に比べて新しいシミをつくる力が弱いですが
すでにあるシミを濃くするパワーがB波より強い。
今のシミをこれ以上目立たせないためにも対策は必要!!
Q 曇った日は日焼けしない?
曇りの日でも快晴時の70~80%の紫外線が降り注いでいます。
また、雨の日も快晴時の30~40%あるので油断禁物です。
Q 日焼け止めを塗っていれば日中紫外線を浴びても長時間大丈夫?
日焼け止めを塗っていても汗や知らず知らずこすって落ちていることもあるので
数時間おきに再度日焼け止めクリームを塗りましょう。
Q 山や高原は涼しいので日焼けしにくい?
山や高原などの標高の高いところは紫外線量が多い。
標高が1000メートル上がるごとに紫外線量が約10%多くなると言われています。
空気が澄んでいるため紫外線がほこりなどで乱反射せず体を直撃します。
からだで感じる「暑さ」は赤外線によるもので
涼しいからといって紫外線の量とは関係がありません。
つばの広い帽子とサングラスは必須。
日焼け止めも普段より強めのものを使用し汗をかいたらこまめに塗り直すようにしましょう。
Q 日本人は皮膚がんになりにくい?
肌のメラニン色素が少ない人ほど皮膚がんになりやすいので
欧米の白人に比べて
日本人はメラニン色素が多いので皮膚がんになりにくいといえます。
しかし、高齢化に伴い子供の頃から浴びている紫外線の総量が影響して
皮膚がん患者は増えてきているので今後も増え続けると予想されています。
Q 目の影響はそんなに大きいの???
紫外線対策というとシミやシワ予防などがあげられますが
紫外線が原因となる目の病気には
「白内障」「紫外線角膜炎」があります。
とくに白内障は悪化すると失明に至る場合もあります。
「紫外線角膜炎」・・強い紫外線を浴びて傷ついた角膜が炎症を起こす病気。
目の痛みや充血などの症状がありスキーヤーに多い「雪目」など。
1-2日で治るが紫外線の害が蓄積するとより深刻な病気になることも。
「白内障」・・眼球の水晶体がにごって光が通りにくくなり視力が低下する病気。
紫外線が角膜を通して水晶体で吸収され内部のタンパク質に変化が起こる。
進行すると失明に至ることもある。
Q 赤ちゃんや子供の紫外線対策は?
世界保健機関(WHO)では18才未満の日焼けは皮膚がんや白内障の発症リスクを高めたり
免疫機能の低下を引き起こしたりすることから、子供の紫外線対策の重要性を呼びかけています。
日本では1998年から母子健康手帳に「日光浴」の記載が消え
日陰で行う「外気浴」が推奨されるようになりました。
子供は大人に比べて細胞分裂が盛んなため
傷ついた遺伝子が間違って修復される可能性が高く
同じ紫外線量でも子供の頃に浴びるほど影響が強いと言われています。
最近は子供向けのサングラスもあるので外で遊ぶ際はサングラスをつけたり
日焼け止めクリームも赤ちゃんの肌にも使える肌にやさしいものもでているので
紫外線予防ははやめにしておくといいでしょう。
あとがき
海外に比べて日本では「目の紫外線対策」が遅れているそうです。
確かに
サングラスをかけている人は欧米人よりまだまだ少ない気がしますし
シミしわ対策のイメージが強いですね。
これからはお肌も目も一緒にケアしていきたいと思いました。
帽子やサングラスをかけるのを忘れてしまいがちですが
一年中気を付けていきたいですね。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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